自閉症とアロマセラピー

大手エステティックサロンで働きはじめた頃、

上司のお子さんが自閉症でした。

小学校1年生の男の子でした。

息子が自閉症で普通の学校に通わせているが

協調性がなくて、父兄や先生から学校を変えて欲しいと言われて悩んでいました。

今ほど自閉症や発達障害に対して理解のない時代でした。

フランス式のアロマの勉強をしたときに、自閉症の

特に多動にマンダリンとイランイランが良いと教わりました。

香りは大脳辺縁系にダイレクトに入るので脳は無意識に反応することで効果があるのだと、今なら良く理解できます。

認知症のケアにアロマセラピーが取り入れられることにも通じます。

特にマンダリンの鎮静作用は落ちつきを取り戻す可能性が期待できます。

イランイランはパニック障害のレシピにもよく出てきます。

30年前の私には上司の話を聞くことしかできませんでした。

母として、エステティシャンとして憧れていました。

アロマセラピーを学んだ今ならもう少し良いアドバイスが出来たのではないかと、自閉症、アスペルガー、発達障害のお子様を持つ生徒様の

ご相談を伺うたびに彼女を思い出すのです。

 

 

 

 

最終更新日: 2017年11月29日