メディカルアロマアンチエイジング研究所と銀座医院の取り組みが第17回日本抗加齢医学会総会にて発表されました!

メディカルアロマアンチエイジング研究所と銀座医院の取り組みが
第17回日本抗加齢医学会総会にて発表されました!
2017年6月2日(金)・3日(土)・4日(日)にかけて東京国際フォーラムで開催された「第17回日本抗加齢医学会総会」にてメディカルアロマアンチエイジング研究所(運営 アロマスクール ラヴァーレ)と銀座医院の取り組みが「アロマボディトリートメントによるアンチエイジング効果の検討」として発表されました。
発表の概要については以下をご覧ください。
アロマボディトリートメントによるアンチエイジング効果の検討
杉岡陽介1), 三井理恵1), 福原延樹1), 加藤倫卓3), 久保明2), 竹田義彦2)
(1.医療法人財団百葉の会銀座医院検査科, 2.医療法人財団百葉の会銀座医院内科, 3.常葉大学健康科学部静岡理学療法学科)

【目的】
当院ではメディカルアロマアンチエイジング研究所(運営 アロマスクール ラヴァーレ)と共同で、専用の健診コースであるメディカルアロマアンチエイジングコースを2015年より行っている。このコースはアロマによるボディートリートメント(施術)前に各種検査を実施し、その数値とアロマセラピストによるカウンセリングから各個人にあった最適なブレンド精油を用い、施術を実施している。また、施術前後での変化からアロマによる効果と今後の予防などについて提案を行う予防美容と予防医学との連携も実施している。今回、施術前後のデータについて解析を行ったので報告する。

【方法】
2015年1月から2016年12月までの間にメディカルアロマアンチエイジングコースを受診した女性19名(平均年齢42±9歳)とした。測定項目はDHEA-s、白血球分画、内臓脂肪および皮下脂肪面積定量(CT)、自律神経機能(きりつ名人)、不調感チェック(SKY-10)、問診とした。施術前に各種検査を実施し、その結果をもとに個々に専門の医師とカウンセラーが個別ブレンド精油を決定しトリートメントを決定した。施術は、アロマセラピストによって行われ、1回100分、週1回、全12回実施した。施術後に各種検査を再び実施し、その前後の値を比較検討した。

【結果】

 表1 全体における介入前後の比較

N=19 介入前 介入後 変化量 P
年齢(歳) 42±9
DHEA-S
(ng/ml)
1549±765 1564±641 15.7 0.835
内臓脂肪
(cm2)
28.6±18.5 29.0±22.5 0.4 0.835
皮下脂肪
(cm2)
141.8±81.6 129.5±68.9 -12.3 0.072
自律神経 6.1±2.9 7.3±1.8 1.2 0.149
 表2 50歳未満における介入前後の比較

N=14 介入前 介入後 変化量 P
年齢(歳) 38±6
DHEA-S
(ng/ml)
1724±793 1755±603 30.6 0.754
内臓脂肪
(cm2)
26.0±15.4 24.9±15.4 -1.1 0.694
皮下脂肪
(cm2)
148.3±89.2 136.2±73.7 -12.1 0.182
自律神経 6.0±3.1 8.1±0.9 2.1 0.039

 図 年齢と介入前後における自律神経指標の変化の関係

自律神経機能は施術前後で増加傾向を、皮下脂肪面積は施術前後で減少傾向を認めた(それぞれ、p=0.149、p=0.072)。
また、年齢と施術前後における自律神経機能の変化量の間には有意な負の相関が認められた(r=-0.48、p<0.05)。
50歳未満(n=14)の対象における検討では、施術前後において自律神経機能は有意な増加を認めていた(p=0.039)。

【結論】
アロマトリートメントによる効果は今まで気持ちが良い、落ち着くといった主観的な評価が中心であった。今回の結果から、アロマトリートメントは、皮下脂肪および自律神経機能に対して良好な効果があることが示唆された。

共同研究:メディカルアロマアンチエイジング研究所(運営:アロマスクール ラヴァーレ)
アロマスクールラヴァーレ5校にてアロマトリートメントを実施。

発表内容の詳細につきましては、以下よりダウンロードができます。
【第17回日本抗加齢医学会総会/ポスターセッション資料(PDF/1.8MB)】

メディカルアロマアンチエイジング研究所は「アロマでアンチエイジング」 をテーマに、今までハッキリしなかったアロマセラピーの効果を”見える化”していきます!
病気の予防をしながら、美しさも忘れない!
メディカルとアロマの融合で叶う、次世代のアンチエイジングをこの先も研究してまいります!

最終更新日: 2017年6月19日